最終更新日 2024-09-25

HD.version.dllの作り方

Visual Studio 2015の準備

導入時期にもよるかもしれませんが、Visual Studio 2015以降、
Visual StudioをインストールしただけではC++のフルの機能が利用可能とはなっていません。

Visual Studio 2015のメニューより「ファイル」「新規作成」「プロジェクト」 を選び、
以下の図のような、「Win32」や「CLR」といった項目が見えるよう、拡張機能をインストールしましょう。
(これらの項目が見えていない場合は、これらの項目の替わりに何かインストールする項目が見えるハズです。)



「Release」「x86」でビルド

「Release」「x86」でビルドしてください。
初めての際や、新しいバージョンのHD.version.SDKへと更新した場合など、
必ずリビルドしましょう。

エラー追及などの際はDebugでフリーズなどが発生し、すぐには原因がわからない場合は、「Debug」「x86」でビルドし、
怪しいと思う部分を大きく「try..catch」文で囲むことで原因を追究していきます。
残念なことではありますが、天翔記HD版は本体に「アンチデバッグ機能」が搭載されているため、
ゆっくりと「ステップ実行」をしてデバッグしてゆくことは出来ません。

HD.version.dll

ReleaseフォルダにHD.version.dllが出来上がりますので、このファイルを天翔記フォルダへとコピーしましょう。

天翔記フォルダ天翔記HD版の実行ファイルがある場所のこと。

version.dllSDKに元々添付されているversion.dllのコピーも忘れないでください。
天翔記HD版がversion.dllを呼び出し、
version.dllが「どのプログラムから呼び出されたのか」を判断し、
呼び出したのが天翔記HD版であれば、HD.version.dllを呼び出します。
コピーバッチの必要性開発をし始めると、1日100回はHD.version.dllをコピーすることになるハズです。 コピー用のバッチファイルなどを制作しておくのをお勧めします。