最終更新日 2024-06-19

初めての HD.version.SDK

編集対象ファイルは「天翔記クラス.cpp」だけ

HD.version.SDKは多数のファイルで構成されますが、
利用する上で編集ターゲットとなるのは、「天翔記クラス.cpp」となります。

デバッグ出力

初めにデバッグ出力を覚えましょう。
デバッグ出力は、C++のcoutと全く同じ使い方となります。

デバッグ出力のテスト
/// 起動環境設定オブジェクトだけ扱える。
void 天翔記クラス::On_ランチャーウィンドウ起動時() {
  デバッグ出力 << "★On_ランチャーウィンドウ起動時★" << endl;
}

/// これ以降は原則的には全て扱える。
void 天翔記クラス::On_ゲームウィンドウ起動時() {
  デバッグ出力 << "★On_ゲームウィンドウ起動時★" << endl;
}

ModDebuggerで確認上記出力はModDebuggerで確認しましょう。
その際、「受信絞込《正規表現》」の欄に「★」などと入れておくと、
上記のような「★」が入ったメッセージだけ出力する絞り込みを行うことが出来ます。

全ての武将の「政治適性」「戦闘適性」「智謀適性」をAとする。

それでは、軽く機能するかチェックしてみましょう。
戦略画面の軍団ターンが切り替わる度に、全ての武将の「政治適性・戦闘適性・智謀適性」がAとなります。

全武将の適性をAに上書き その①
void 天翔記クラス::On_戦略_軍団ターン変更時(int 軍団番号) {
  for each (auto b in 武将->配列) {
    b->政治適性 = 列挙::武将::政治適性::A;
    b->戦闘適性 = 列挙::武将::戦闘適性::A;
    b->智謀適性 = 列挙::武将::智謀適性::A;
  }
}

もしくは次のように記述しても構いません。
天翔記95PK版のScenarioModを利用していた人はこちらの方がイメージが近いでしょう。

全武将の適性をAに上書き その②
void 天翔記クラス::On_戦略_軍団ターン変更時(int 軍団番号) {
  for (int iBushouID = 0; iBushouID < (武将->配列->Count); iBushouID++) {
    武将->配列[iBushouID]->政治適性 = 列挙::武将::政治適性::A;
    武将->配列[iBushouID]->戦闘適性 = 列挙::武将::戦闘適性::A;
    武将->配列[iBushouID]->智謀適性 = 列挙::武将::智謀適性::A;
  }
}

その他

以上が基本的な使い方となります。